クーの日記
おいらの生い立ちについて紹介しますでニャン。🐱
おいらの名前は『クー』と言うそうだ。
皆がそう呼ぶから、それで良い。
おいらは元々、野良猫である。
毎日食べるものがなく、虫やその辺の食べる物を見付けては食べて、必死に生きていた。
遡る事3ヶ月前の話しであるが、おいらはとある家を発見した、そこにはお嬢ちゃま猫が2匹いた。
おいらにとって、そんな事どうでも良いのだが、丁度その頃、食うに困っていた、その家は好都合な事に、何時もドアが開けっ放しであり、更にご飯は何時も用意され『勝手にどうぞ』って感じで何時行っても、たらふくご飯にありつけるのである。
おいらはこそこそと、何時ものように、その家に忍び込み、ご飯を失敬するのだが、不思議な事に、そこの住民は俺が勝手に、ご飯を食べても知らん顔でいる。
おいらが、ご飯を失敬している事は知っているはずなのに、何故か追い払わないのだ、不思議でならない。
なぜなら、いつも邪魔扱いされ育ったおいらは以前、他の家に忍び込んでは住民に追い払われているからだ。
時には、捕まりそうになった事もある、酷い時は棒で叩かれ痛い目にも合っている。
運命の選択
おいらは何時ものように、こそこそ家に忍び込み、お目当てのご飯を失敬するのだが、するといきなり、住民が外から帰宅し、いつもドアを閉めないくせに、ドアを閉めるではないか。これは想定外と焦ってしまった。『 迂闊であった。』
おいらは、住民と鉢合せになり、これまでかと腹を括ったのだが、『あら来たねー。』と言いながら残り少ないお茶碗に、ご飯を入れてくれるではないか、いつもは、住民と距離を置き逃げ去るのだが、おいらは追加でご飯を入れてくれたその行為を、目の当たりにして、ここに居ても良いのかと一瞬怯んだ時、俺の体は住民の手に取られ、何時のまにか、住民の胸に抱かれていた。
おいらはその時、我に返り猫パンチして逃走することも出来たのだが、おいらはあえて、そのまま、だっこされていることを、選択したのであった。
ニャン生の転換点 😻
おいらは、その日を境に、ニャン生が変わった、4食昼寝付き多い日は5食とセレブ生活である。調子の良い日はチュールもくれる。
こんなに堕落した生活をしていても良いのかと、たまに思っては見たが、これが良い。
おいらの愛する人は、この人と決め、いつもそばに寄り添っている。
おいらはその人を、ご主人様(母上)、と呼ぶことにしたのだが、母上は何時もおいらに話しかけてきます。
おいらはすぐに返事を返します。(ゴロゴローニャーウォー) 🙀
※ 訳すると : 母上様、何か御用ですか
怪しい人影の存在
おいらは悠悠自適に過ごしていたのだがある日、家の周りでなにやら、片付けや、色々家の補修をする怪しいよそ者が出入りするようになり、おいらもそのことが、気になっていくのだが、どうも母上と親しいようで、何者かと特技の耳と髭としっぽを使って観察していた。
おいらは当然そのよそ者とは距離をとっていたのだが、そのよそ者はおいらに用があるのか何時もクーちゃんーとなれなれしく寄ってくる。怪しいー。
そしてある日のことである、その日は母上が出かけておいらは留守番を任されていた。
そして、その怪しいよそ者がやってきて、また何時ものように家のあちらこちらの修繕をしていた。おいらは耳を立て様子を伺い、観察をしていた。
時間がたち、おいらも腹がすいたころ、怪しいよそ者は何やら弁当を食べ始めた、うまそうにむしゃむしゃ食べている。
すると、クーちゃんーと呼ばれその怪しいよそ者が弁当のから揚げを差し出すではないか。
おいらは一瞬固まったが、から揚げの匂いに負け、から揚げを貰って食べた。
やはり、おいらは食い物に弱いと痛感した。
こうして、おいらとその怪しかったよそ者との距離は縮まり、今では親友になっている。
おいらはその日を切っ掛けに、その人物と親しくなり、その人のことを『兄貴』と呼ぶことにした。
兄貴は良く来る、多い日は何回もやって来る。
最近、付き合いも大変だなーと考える日もあるのだが、たまに大好きな鳥のから揚げを土産
に持ってきてくれるので、背に腹は代えられない。
それと最近わかったことだけど、兄貴は母上の息子さんであった。
これは、失礼しましたニャン 🙀
つづく
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